一般社団法人日本運動器疼痛学会Japanese Association for the Study of Musculoskeletal Pain

学会の概要Overview

日本運動器疼痛学会とは?

目的

本学会は筋肉、腱、靭帯、骨、関節、神経(運動・感覚)、脈管系などの身体運動に関わる様々な組織・器官に引き起こされ、脳で認知し経験する痛みを研究対象とする。
運動器疼痛の診療や研究に携わる多領域の医療従事者が集まり、痛みをより科学的な面から追求し、その活動を通じて国民にとって有益な医療の発展を目指す。
また、その成果を社会に広く啓発すると同時にその医療を担う人材を育成し、国内外のこの分野の医療・研究の指導的な役割を果たすことを目指す。

ご挨拶

一般社団法人日本運動器疼痛学会
理事長 矢吹省司
(福島県立医科大学医学部整形外科学講座・疼痛医学講座 教授)

 日本運動器疼痛学会は、設立から関わっており、とても思い入れのある学会です。その学会の理事長となることはとても光栄であると共にその責任の重さをヒシヒシと感じております。

 さて、一般社団法人 日本運動器疼痛学会の定款には、「当法人は、運動器疼痛の診療や研究に携わる多領域の医療従事者および研究者が集まり,痛みをより科学的な面から追求していく。その活動を通じて国民にとって有益な医療の発展を目指す。また,その成果を社会に広く啓発すると同時にその医療を担う人材を育成し,国内外のこの分野の医療・研究の指導的な役割を果たすことを目指す」とあります。すなわち、「多職種」がキーワードの学会であると言えます。実際、多くの診療科の医師、多職種のメディカルスタッフ、および多方面の基礎研究者などが加わっているユニークな学会になっています。諸先輩や牛田前理事長をはじめとする執行部、会員の皆様の苦労の賜物です。それを引き継ぐにあたって、以下の目標を掲げたいと思います。「さらに魅力ある学会への成長」です。目標を達成するために、具体的には1.多職種が関わることで生まれる診断法や治療法の開発、2.集学的診療の有用性のエビデンスの構築、そして3.からだ・運動器の痛み専門医療者の充実、を3つの柱として実行していきたいと思います。今回、副理事長には千葉大の大鳥教授と順天堂大学の井関教授になっていただきます。そして、大鳥教授には1を、井関教授には2の達成に向けて御尽力いただきます。さらに神戸学院大学の松原教授には副理事長相当の常務理事として3をご担当いただきます。

 各種委員会に関しましても、新体制でスタートしたいと考えております。今までご尽力くださった委員の皆様、ありがとうございました。今後ともご指導賜れれば幸いです。3本柱の達成、各種委員会のさらなる活性化、会員の皆様の積極的な学会参加によって、「さらに魅力ある学会への成長」を成し遂げ、結果として会員数が増加し、より強固な学会になっていくものと信じております。会員の皆様におかれましては、今後とも「さらに魅力ある学会への成長」に向けてご協力の程、何卒よろしくお願い致します。